「サクラ大戦〜花咲く乙女〜」1998.4.4-15　東京公演 主催:フジテレビジョン・ニッポン放送/アートスフィア/16回公演

「サクラ大戦〜花咲く乙女〜」 時は太正、懐かしくも新しい不思議な時代。 帝都をめぐる黒乃巣会との戦いも終結し、人々は楽しく平和な日々を過ごしていた。 帝國華撃団の面々は、新型霊子エンジン視察のため渡米することになった。ところが そんなある日、壊滅したはずの闇の者が帝都を急襲。平穏な生活に甘んじる人々の心の奥底 に潜む闇の力を操り、勢力を拡大する。花組のいない今、そんな悪に果敢に挑んだのが野々村 春香たち帝國華撃団養成所・乙女組の少女達だった。しかし春香たちの未熟な霊力では闇の力 にかなうはずもなく、逆に窮地に立たされてしまう。もはやこれまで！ と思ったとき、謎の 少女・天草オリザが現れた。彼女の活躍に助けられて、乙女組は危機を脱することができた。 潜在的霊力の高さを見込まれ、乙女組の一員となったオリザ。だが彼女の入隊を歓迎する者と 快く思わない者とによって、乙女組はふたつに分かれてしまう。帝都のために戦う少女と 自分の力を信じて戦う少女、ふたつの間に立って乙女組をまとめようとする春香だが、無力さ に絶望しかける。しかし、最愛の叔父様と妹・つぼみに励まされ、真の優しさに目覚める。 また、乙女組の隊長・神川と華撃団総指令・米田は、帝都のためとはいえ、少女達を戦地に 送り込まねばならない自分に歯がゆさを感じていた。 そんな人々の気持ちをあざ笑うがごとく、闇の者は帝都を蹂躙していく。 はたして春香は乙女組の一員として、その力を発揮することができるのか？ 幾多の人の想いを飲み込みつつ、乙女達の戦いが始まった